2024.2.29

担任コラム
 寒さの中にも、少しづつ暖かな日差しが差し込むようになりました。土手散歩へ行くと緑葉や小さな花が咲いているのを見つけ、春の訪れを感じます。
 
 赤色の子どもたちはごっこ遊びが大好きです。ヒーロー、プリンセス、美容院にお医者さん、室内では特におうちごっこが盛り上がっています。ついたてや布を使い家を作るところから、役も自分たちで話し合い決めます。同じ役がやりたい子がいると「それならお母さんが二人でもいいんじゃない?」「じゃんけんで決めたら」と、教師が声をかける前に提案している様子も見られます。
一学期は様々な遊びに興味を持ち、遊びを転々としたり教師と一緒に遊んでいましたが、今では自分たちがやりたい遊びを夢中になって遊べるようになりました。
 
 4月は右も左もわからず、自分のことで精一杯だった子どもたち。
 今では自分の身の回りのことをさっと済ませたり、机を運ぶときも「ここ手伝って!」と声を掛け合って協力したり、泣いている子がいると頭を撫でてあげたりしています。「疲れた」と言っていた土手散歩もみんなで行う集団遊びの楽しさを知り、繰り返し行っています。帰りは歌をうたいながら歩けるようになったりと、心も体も大きく成長したことを感じます。
 
 緊張や不安があった子も教師や友だちの力を借りて、自信と安心感をもって園生活を送れるようになったと思います。この一年で積み重ねてきたことを大切に、残りの日々を子どもたちと共に楽しみながら過ごしてまいります。
          花組 麻生はな


 少しずつ暖かい日が多くなり、春がもうすぐそこまでやってきているのだと感じます。
 2月に、年齢別活動を行いました。桃色さんは、2つのグループを新たに作り、3週間過ごしました。初めは、「年齢別活動って何だろう?」「どんなことをするんだろう?」と、少し不安な気持ちもあったとは思いますが、友達同士で遊び、一緒に活動していく中で、年齢別活動ならではの面白みを感じていきました。
 お店屋さんごっこ、桃色さんだけでの遠足の品川水族館、翌日には水族館ごっこもしました。お店屋さんごっこでは、自分たちで商品を作って、お互いのお店に呼び合いました。チケットをもらったら商品を渡すという仕組みにして、お店の人とお客さんのやりとりを、楽しみながら学ぶことができました。水族館ごっこでは、品川水族館で見てきた海の生き物たちを、紙や割り箸、紙コップを使って作りました。どんな生き物がいたかな〜とそれぞれ思い出して、思い思いの魚を作り上げることができました。衝立に水色や青の布をかけたり、貝殻や石を置いて、水族館の水槽を表現しました。そしてお部屋に赤色さんを招待して、子どもたちがどんな生き物を見てきたのか、作ったものを見せながら説明をしました。赤色さんに喜んでもらえてとても嬉しそうでした。普段絵を描くことが苦手な子も、周りの子が描いているのを見たり、教師と一緒に描きながら、自分が作りたい生き物を作ることができ、自信に繋がりました。
 日々の室内遊びでは、どの子もよく遊べていて、登園したらすぐに遊具をたくさん並べて、楽しい遊びを繰り広げていました。クラスのメンバーが変わると、普段遊んでいるものとはまた違ったあそびにも挑戦して、楽しむ子が多く見られました。これも年齢別活動の良いところだなと感じます。赤色さんで同じクラスだったお友達と久しぶりに再会し、同じグループになれて、すごく嬉しそうな子。今まであまり関わりはなかったけれど、同じグループになって意気投合し、とても仲良くなった子。年齢別活動を通して、様々なお友達との関わりがより一層増えました。
 年齢別活動が終わる頃には、「終わってほしくない」「年齢別楽しかったな」などと言う子どもたちもいて、それほど楽しく、充実した活動になったのだなと感じました。
 さらに仲良くなって絆も深まった子どもたちの輪と、自信がつき、色々なことに挑戦していこうという勢いを大切に、これからも関わっていこうと思います。
 年中児担当 清岡悠


 土手に春一番が吹き、少しずつ暖かい日も増えてきました。桜や桃の蕾も少しずつ膨らんできており、春の訪れが近いのを感じます。
 さて、2月上旬にたてわりは年齢別活動を行いました。今年から年長児はグループ分けを行わず、クラスごとでの活動となりました。まず、クラスの中で2つのグループに分かれます。子どもたちで相談してメンバーが決まると、グループ名も決めていきます。色々な案が出たのちに、光組は「さくら」「レインボーダイヤモンド」、大地組は「ゆき」「おちば」というグループになりました。慣れ親しんだクラスの仲間たちということもあり、自分の意見を発信する、相手の意見を受け止める、ということがスムーズにできていたように思います。
 カレー作りでは、桃色さんにも美味しいカレーを振舞ってあげよう!と気合が入っていた藤色さんたち。野菜を細かく刻んで、お鍋で炒めたり、煮込んだりして、とても美味しいカレーを作ることができました。自分たちで食べて「美味しい!」と言っていたのはもちろん、桃色さんが「美味しかったよ」とお礼を言いに来てくれたことがとても嬉しそうでした。
 
 そして次の週からは家づくりが始まり、友達と協力して柱や壁を作っていきます。大きな段ボールは扱いが難しく、段ボールを押さえる人、ガムテープを貼る人に分かれて協力しながら作り上げていきます。家の大枠が出来上がってくると、いよいよ家具作りです。冷蔵庫や洗濯機、お風呂など「自分の家にあるもの」を観察してきて、友達とどうやって作ったらいいかを相談しながら作っていきます。悩んだら違うグループの家具を参考にしたり、教師にヒントをもらったりしながら自分たちだけのオリジナルの家を作っていきました。活動を通して、教師が声を掛けなくても自分たちで声を掛け合って協力したり、「それ私も作りたいから教えて」と、子ども同士で教えあう姿を見て、改めて年長児としての成長を感じました。完成した家には他の学年の子たちも遊びに来てくれて、自分たちの作った家具を嬉しそうに教えたり、「お風呂に入ってもいいよ」「ベッドに寝てもいいよ」と案内する姿が見られました。解体の日には「壊したくない~!」といいつつ、こんなに大きな物を壊す機会もなかなか無いもので、みんな楽しそうに片づけをしていました。沢山の段ボール、資材のご協力のおかげで充実した家づくりを行うことができました。ご協力ありがとうございました。
 
 年齢別も終わり、藤色さんにとっては残り僅かな幼稚園生活となってまいりました。子どもたちは三年間の幼稚園生活を通して、社会性や協調性、自主性、他者の事を考える力が育っていったように感じます。これからもこの積み重ねを大切に、残りの日々を大切に過ごして参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
年長児担当 坪井亜希子
2024年2月29日

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