1. 冬休みにむけて

冬休みにむけて

園長コラム
 12月に入り、一気に寒さが増してきました。園外保育や音楽会の行事を終え、子ども達は自信をつけ、主体的に園生活を送っています。最近は年長児の中で、お団子づくりが流行りです。何日もかけてピカピカ、つるつるのお団子を作っていきます。少しずつ出来上がっていくお団子を靴箱の上に置き、その姿を嬉しそうに観察したり、完成したときのお団子の触り心地に満足そうな表情を浮かべたりと、長い時間をかけたことでの達成感に溢れています。年中児はフラフープ電車から発展する駅を伴う街並み遊び、年少児は水を少し加えたり、白砂をかけたりしながらのお料理ごっこ、海組は教師の作った巧技台や板を使ってのアスレチックに夢中に取り組んでいます。
子ども達の中で流行りが生まれることは、とても大切なことです。流行りの遊びに注目し、仲間同士で共有の遊びを通して体験を共にし、同じ喜びを持つことで関係性が深まってきます。面白味もありますから、長く同じ遊びに向き合うことができ、集中力、持続性も増していきます。遊びの中で自然発生する流行りを汲み取り発展させていく、大人が意図的に流行りを作って子どもに提供していく両面から、遊びを展開していけるように配慮しています。
 
 さて、明日から冬休みです。子どもと話し合って毎日できそうな目標を立ててみましょう。お手伝いだけでなく、のりとはさみを使った制作を1日1回は自分で行ってみる、縄跳びやフラフープに挑戦するなども考えられます。ポイントとしては、毎日取り組めそうなことと、やり方は伝えながらも、子どもに任せると決めたら、仕上がりは気にせず、やり遂げたら褒めてあげることです。そこから子ども達は、習慣化の意識を学んだり、主体性を身に着けていきます。年末年始は特にお子様と一緒に過ごす時間が長くなりますから、初めから高望みせずに、親も子もゆとりをもって、できることから始めてみてください。どうぞ、お体をお大事に、楽しい冬休みとよいお年をお迎えください。
 
 今年も新型コロナウイルスと付き合いながらも、通常通りに保育を行うことができました。これもひとえに保護者の皆様のご理解とご協力のおかげであり、心より感謝申し上げます。来年も引き続き、子どもの笑顔がたくさん見られるような保育を行ってまいります。
 
園長 齊 藤 晴 彦

2022年12月20日

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