明日を持ちまして、1学期が終了致します。日頃より当園の教育にご協力いただき、感謝申し上げます。
今年の夏は雨が少なく、例年より多くプールに入ることができました。水に親しむことを目的に、動物になって動いたり、フラフープをくぐったり、おはじきを拾ったり、小さな穴をあけた袋を持って、水を入れてシャワーのようにしたり、ホースから出る水を霧状にして雨に見立てたりと、子ども達が楽しめるようにプール活動を行ってきました。喜んでプールに入る子が多く、夏に向けて少しでも水に興味を持ってくれたらうれしく思います。
さて明日から夏休みです。夏休みの計画を立てるにあたって、子どもが今興味を持っていることを聞いたり感じたりしながら、子どもの「したい」をかなえる時間を作ってもらいたいと思います。子どもの思いに寄り添い、その体験を親子で共有できたとき、親子間に深いつながりが生まれると共に、子どもの中に安心感・達成感・自信が芽生え、活動への意欲も増してきます。ぜひ子ども主体の時間を大切にしてあげてください。
また、計画を立てるにあたって、具体的に考えると、子ども達はイメージしやすくなります。年少児であれば、配膳のお手伝いをする、〇〇に行くときは歩いていく、水に顔をつけてみる、虫に触ってみるなど、その子ができそうなことを一緒に考えてみましょう。年中児であれば、絵本を〇〇冊読んでみる、牛乳パックやお菓子の空き箱、ペットボトルなど身近なものをノリやセロテープ、ハサミなどを使って工作をすることも楽しいです。年長児になれば、親子でメニューから料理を考え、買物・調理・片付けと一連の流れを楽しんでみる、虫図鑑を作ってみることもできるかもしれません。
毎日のお手伝いも、家族の一員としての自分を自覚し、意志の力が育ちます。同じものでなくても、必ず一つお手伝いをするでもよいでしょう。ポイントとしては、続けやすく簡単に達成できるものがおすすめです。夏休みだからこそじっくりゆっくりと取り組めるものを探してみましょう。
夏休みに様々な計画を立てられているご家庭も多くあると思います。暑い日々が続きますので、保護者の方々も無理をなさらずに、どうぞ楽しい夏休みをお過ごし下さい。
園長 齊藤 晴彦