梅雨に入り、青やピンク、紫のアジサイの花がひときわ美しい季節になりました。
子どもたちと行く雨散歩では蜘蛛の巣にかかる水滴を見つけたり、カタツムリや雨宿りしているダンゴムシを見つけたりと梅雨ならではの楽しみを見つけています。
先日たてわりクラスではお庭で育てたインゲンの収穫をしました。クラスのみんなで種を植え、毎日水をあげたり時には雑草抜きをして育てていき、白い花が咲くことや、咲いた後に小さなインゲンができて、それが段々大きくなっていくなど、一つ一つの成長をみんなで喜びました。インゲンを収穫して食べると「甘くておいしい!」「僕たちが育てたからだね!」と嬉しそうに会話をしていました。
そして6月に入り年長児は舟作りの制作が始まりました。桃色の時に藤色さんが作っているのを憧れの目で見ていた子どもたちは、いよいよ自分たちの番だ!と張り切って取り組んでいきます。まずは舟の土台をノコギリで切り、やすりがけをします。5月頃から船の部品を切ることを始めていたため、土台を切る頃にはノコギリの扱いがとても上手になっていました。また、やすりも荒いやすりをかけた後細かいやすりをかけるなど根気強く取り掛かり、ツルツルにしていきます。そして部品を乗せてどんな舟にするかを決め、クレヨンで色を塗り、いよいよ釘をカナヅチで打っていきます。小さな部品には小さな釘で、分厚い部品には長い釘で……と、どんな釘が調度いいかを自分たちでも考えながら釘を打ち、困った時は友達に手伝ってもらいながら自分だけの舟を作り上げていきます。最後に旗を立てたら舟の完成です。
個性豊かな舟を作っている子どもたち。舟が完成したら屋上のプールに浮かべて楽しみたいと思っています。
進級して3か月が経ち、新しい環境にも慣れてきた子どもたち。残り少ない一学期ですが、様々な体験を通して得たものを成長につなげられますように、日々保育に努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
大地組担任 坪井亜希子