2020.6.26

担任コラム
 梅雨に入り、雨に濡れたアジサイの赤や青、紫がとても映える季節になりました。雨散歩ではカタツムリを見つけたり、草や蜘蛛の巣につく水滴の輝きに感動しながら梅雨を感じています。
 
 6月に入り入学式と始業式が行われ、新しい環境での生活が始まりました。縦割りクラスでは最初の1週間は分散登園のため年中児と年長児が出会うことがなかったのですが、早く年中さんのお世話をしたい!と張り切っている年長さんからは「いつ桃色さんに会えるの?教えたいこと沢山あるのになぁ」と頼もしい言葉が聞こえてきました。年中さんは新しいクラスに少し緊張した様子がありつつも、広いお部屋を存分に使って新しいおもちゃでの部屋遊びを楽しんでいました。
 先日、クラスで育てているカブトムシの幼虫が羽化しました。昨年の秋頃、幼虫のお世話をはじめ、土を霧吹きで湿らせたり、排せつ物をお箸で掴んで取り除いたりして見守っていた子どもたち。幼稚園がお休みの5月末に蛹になったことを伝えると、カゴの横から少し見える蛹に大興奮して、「頑張って土をきれいにしたもんね!」「いつ出てくるかなぁ。早く触りたいなぁ」と待ちきれない様子でした。蛹から足が出て土の中でモゾモゾと動き始めたカブトムシ。羽化した身体が固くなるまで数日かかるため、もう少し見守った後に触れあっていきたいと思います。
 また、今年は園庭の梅が豊作で、沢山の実を結びました。年少クラスの子どもたちが収穫した梅をハチミツに漬け、梅ジュースを作って縦割りクラスにも届けてくれました。梅のシロップを薄めた梅ジュースは、甘くて、少しすっぱくて……さわやかな味がしてとても美味しかったです。そして縦割りクラスでは先日インゲンの種を畑に植えました。育って実がなったら、年少クラスにも届けに行こうと思います。
 
 子どもたちは生き物のお世話や種まきを通して「いのち」を育てる苦労や、育てた食物を収穫して食べる感動や喜びを感じていきます。今年度も子どもたちの心を豊かにしていく体験を多く取り入れて、保育に励んで参りたいと思います。
 どうぞよろしくお願い致します。
 
大地組担任 坪井亜希子

2020年6月26日

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