赤や黄色に綺麗に色づいた落ち葉や木の実が地面を彩る季節となりました。木の枝は寒そうに見え、冬の訪れを感じます。年少の10月の製作で“たまねぎ染め”をご家庭のご協力のもと行うことができました。秋の収穫祭として重ね汁を頂いたからでしょうか。色を出す為にたまねぎの皮を大鍋で煮込んでいると「今日は何食べるの?」「いい匂いがする!」「美味しいお茶かなぁ?」等と興味津々の子どもたちでした。大鍋をかき混ぜたいという子どもたちも多く、教師とともに長い棒を使ってたまねぎの皮をかき混ぜながら布に色を染めていきました。最後に魔法の粉(みょうばん)を入れると一瞬のうちに鮮やかな黄色になり、「わぁ~。」「とうもろこしの色みたいになった!」と色づきや変化に驚く姿が見られました。「お家のカーテンにするんだ!」「おもちゃを巻くのに使う。」と家庭に持ち帰ることも楽しみにしていた子どもたちです。温かみのある色で染色の体験ができ、芸術の秋を感じられる一日でした。
芋ほり遠足で大収穫した大きな芋を幼稚園で焼き芋にしてかまどの前で頂きました。「甘~い。」と言いながら満足そうに焼き芋を頬張る子どもたち。運動会や秋ならではの行事や自然体験を楽しんでいます。
身体も心も成長を感じられる中、赤色・桃色の子どもたちで散歩に行く機会が多くなりました。去年までは赤色だった桃色さんが今年の赤色さんの手をしっかりと握り、散歩に出かけます。自然に「赤色さんだから中へどうぞ。」と、歩道の内側に入れてくれる桃色さん。年少児の緊張も安心へと変わります。きっと桃色さんのその姿は、藤色さんとの生活の積み重ねが自信や憧れとなり、行動となっているのであろうと感じられます。“だるまさんが転んだ”や“バナナ鬼”“貨物列車”などルールがある遊びを覚え、みんなで遊んでいます。今後も他クラス・他学年との交流も深めながら、より充実した散歩の時を過ごしていきたいと思います。
早いもので今年も残すところ一ヶ月となりました。外でたくさん身体を動かし、手洗い・うがいもしっかりと行いながら元気一杯過ごしていきたいと思います。
花組 担任 髙橋 愛衣