さわやかな秋風にキンモクセイの香りが漂う今日この頃。すっかり季節が移り替わりました。始業式に小麦色の肌で一回り大きくなって登園してきた子どもたちは、一層たくましさを増しています。土手に散歩に行くと、虫やトカゲ等の生き物への興味がぐんと高まっている子どもたちです。
さて、いよいよ運動会まで残り僅か。運動会に向けて、各学年一生懸命に取り組んでいる姿がみられます。
年中さんは、新しいクラスになって初めての運動会。
「今日のかけっこは、私が一番だったよ!」
と、楽しんでかけっこをする子どもたち。ゴールすると、どの子もニコニコと嬉しそうな表情を浮かべます。また体育的競技では、初めて見る梯子や跳び箱に「出来るかなぁ…。」と、ちょっぴりドキドキしていましたが、経験を重ねるごとに表情にも自信がついてきました。昨日できなかったことが、今日はできるようになった!明日もやってみたい!
そんな達成感が大きな追い風となって、年中さんの背中を押してくれています。
そして年長さんは何といっても、リレーです。
「今日は2回戦目に一位になれたよ!腕を大きく振ったから速くなったんだ!」
「どうやったら、あの子みたいに足が速くなるんだろう?もっともっと練習して、本番で絶対追い抜くぞ!」
レースが終わると、お弁当の時間もこんな風にリレーの話題で持ち切りです。友だち同士、切磋琢磨して頑張っている姿がとても逞しく見えます。最初の頃は負けると悔しくて、涙を流してしまう子もいましたが、「次こそは勝つぞ!」という気持ちが芽生え、その心の強さが目に現れるようになりました。
年長さんが一生懸命に取り組む姿を、目を輝かせて見ている年中さん。リレーの観戦をしていても、「○○ちゃん!がんばれー!!」「○○君すごく速い!」など自然と声が上がります。頼もしい年長さんの背中をみて、とてもいい刺激を受けていることでしょう。
日毎に勢いつく子どもたち。エネルギッシュな雰囲気のなかで、自信をたくさんつけています。運動会で、一人ひとり大きな花を咲かせますように!
光組担任 山田 佳澄