まだまだ日中は暑さが残り、爽やかな秋の風を待ち遠しく思います。
夏休みが明け、久しぶりの登園に心を弾ませている子や、少し緊張している子、
不安から涙する子など、様々な表情を浮かべながら始まった2学期。早くも1ヶ月が経とうとしています。子どもたちは、少しずつ園生活のリズムを取り戻し、友だちや先生と好きな遊びを思う存分楽しんでいます。
年少組では、言葉も発達してきて、1学期に比べ、物の貸し借りや友だちとの関わり方が上手になってきました。「貸して」「いいよ」だけでなく、使っている時には、「今使ってるから後でね」と伝えたり、「パン屋さんしてるから買いに来てね」「チョコパンください、いくらですか」と先生が入らなくてもスムースに遊びを進められたりし、微笑ましいやりとりが繰り広げられています。遊びの中に限らず、生活面でも成長が見られています。お弁当の前には、子どもたちが布巾で机を拭いたり、ごちそうさまをすると ほうきを取りに行き、掃除をしたりと自分の身の回りのことができるようになった分、視野が広がり 周りに目を向けられるようになりました。その中で、お手伝いをしたい気持ちが先走り、手洗いや排泄を忘れたり、ほうきを取り合ったりすることもでてきました。お手伝いをする過程でも子どもたちはいろいろなことを学んでいるのでしょう。これからも子どもの意欲を大切にしながら、一つひとつの行動を認め、自信に繋げていきたいと思います。
いよいよ運動会が近づいてきました。各学年遊びの中で、かけっこや運動遊び、リレーなどを行っています。赤色さんは、初めて見る巧技台の高さに躊躇したり、担任の「いちについて、ようい」のかけ声で笛の合図を待ち切れず走り始めたり…。そんなこともありましたが、回数を重ねることで楽しむ余裕もでてきて、「今日、運動会の やる?」という声も聞かれる程になりました。赤色さんは、小さな身体で一生懸命取り組んでいます。そして桃色さんは、昨年より難しいことに挑戦し、藤色さんは、クラスの友だちと力を合わせて頑張っています。本番では、それぞれが一段と成長した姿を見せてくれることと思います。
運動会当日は、大勢のお客様の声援が子どもたちの力になります。失敗しても転んでも、暖かい拍手で後押しして頂けると幸いです。きっと、皆で一つのことをやり遂げた時に見られる表情は 達成感に満ち溢れていることでしょう。運動会が心に残る一日になるよう、職員も力を合わせて頑張ります。
10月は園外保育があり、自然に触れる機会も増えます。その場所、その瞬間にしか体験できないことを子どもたちと一緒に楽しみたいと思います。
花組担任 柴﨑 由真