雨に濡れたアジサイの青がひときわ美しい季節。
雨散歩でカタツムリを見つけたり、草につく水滴の輝きに感動しながら、クラスでも梅雨をゆったり体験していきました。
入園から3ヵ月。赤色さんも幼稚園に慣れ親しみ、一つひとつの活動も、保育者や友達と共に楽しめるようになりました。
6月は、七夕に向けて笹飾りの制作を進めてきました。風にたなびく”吹流し”作りでは、子どもの様子を見ながら、線の上をハサミで切り、糊の量を調節しながら塗っていき、丸めると完成です。
丸つなぎ、四角つなぎでは、向きと位置を確認しながら、連続して重ねていきます。
長さもあるので、1日で終わらず、何日か、時間を掛けて完成させる子ども。また、1日で集中して長く作り進める子ども…と、個性に応じながら作り進めました。
糊は、スティックタイプではなく、手指で体感できる水糊を使います。指先でよい加減の量を気付かせながら、べたべたになりすぎる事の無いよう伝えていきます。
繰り返し行うことによって、以前は両手に糊がくっついてしまっていた子どもも、量を調節し、指先一本で塗り広げられるようになっていくと気持ち良く作り進められるようになり、制作が一層楽しいものとなっていきます。
和紙染めでは、天の川や、うちわ、夕涼み会用の提灯の色を、思い思いに選びながら
染めていきました。クラスのよって段階を経た染め方を考え、手で丸めたり、折ったり、筆を使ったり…と、同じ色でもそれぞれ異なる染まり方に心躍らせながら作り進めていきました。
初めての体験は、期待の中にも少し不安が垣間見られます。結果ばかりに捕らわれず、どのように伝えたら気持ちよく楽しめるか、を一人ひとりの成長過程に合わせて、言葉を掛け、援助を工夫しています。幼少期の楽しい思い出が、心の栄養となり、これからの様々な活動の糧になりますよう十分に気を配って保育に励んでいきたいと思います。
1学期間で、著しい成長を見せてくれた赤色さん。残り少ない日々を大切に、様々な体験を通して得たものを逞しい成長に繋げられますよう、努めてまいります。どうぞよろしくお願い致します。
虹組担任 髙宮美月
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