爽やかな風を感じながら、澄んだ空を見上げると巻雲(鳥の羽根のような雲)やうろこ雲などが見られ、秋ならではの空模様を楽しめる季節となりました。子ども達はこの過ごしやすい時期、けいどろや鬼ごっこ、土手でのダンボール滑り等、体を思い切り動かしながら友達と関わっています。
「けいどろ、やる人~?」と友達を誘い合います。ある程度人数が集まると、今度はチーム分けです。均等な人数に分けて、さらに年中長のバランスも考えつつ、ジャンケン等で公平に決めていきます。その中で、友達と意見が食い違うことや、けいさつ(けい)をやりたかったけど、どろぼう(どろ)になってしまう事もあります。けれども、友達の一人が、「次、交代すればいいんじゃない?」「桃色さんだし、やりたい方やらせてあげたら?」など年長児がリードしつつ、みんなでルールを共有し、楽しむ姿が見られるようになりました。
幼児にとって体を思い切り動かすことは、健やかな心の育ちを促し、遊びから得られる成功体験によって自信が生まれ、何事にも意欲的に取り組む姿勢が見られるようになります。また、友達同士とのやり取りの中で、自分の思いを言葉にすることや人の話を最後まで聞くことが養われます。
また、年中長児が関わり合う中で年齢の枠を越えて、それぞれの個性を認め合いながら協調する大切さを学びます。
縦割りならではの、とても良いところであると思います。
赤色さんに対してもとても優しい桃色さんと藤色さん。一緒にお散歩に行ったり、お庭でお弁当を食べたりと、これからも交流を大事にしていきたいと思います。
今後も、安心して過ごせる環境作りと共に夢中で取り組める活動を提案しながら、クラスの輪を深めていきたいと思います。
大地組担任 八巻友香