数年前までプレールームは、専用の部屋はなく曜日毎に保育室を間借りしていました。
近年は、「ちえのみ」がプレールームのお部屋として使えるようになり、玩具も充実し、よりスムーズな受け入れが整いはじめています。
仕事を持つ親御さんが増えたこと、多くが核家族になり、子どもを連れて行きにくい場所に行くことや、時間のかかる用事をするのが難しくなり、「幼保一体化」という流れの中で、嶺町幼稚園のプレールームも朝コースから、5時コース、そして長期休暇中のプレークラスと利用の幅を増やしました。
利用の背景は様々で、利用時期や回数などは担任等と相談させて頂いておりますが、大人の事情はともかく、私が午前中に保育室を通りかかると、「今日、私プレールームだよ!」とか、「僕は5時プレ!」など声を掛けてくれます。
楽しみにしている子と、気が乗らない子の様子を探りながら、その日の過ごし方をシュミレーションしていきます。
そんな中、1学期は年少児も沢山、プレールーム・プレークラスに参加してくれました。
不安だった子どもには、年長児、そして年中児も、「カバンはここ!」「隣に座ろう」などとやさしく声を掛けてくれました。
コマ回しや、折り紙など、ちょっと難しいことも、年上のお友だちに寄り添って挑戦する姿が見れました。
3学年の縦割りのなかで、受け継がれてきた賜物です。
常連さんの絶妙な雰囲気作りに、私も助けられています。
預けられている感や、体力・精神力に負担のないように、出来る限り配慮して、2学期以降も、『兄弟が過ごす夕方』のイメージを大切に、過ごして行きたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
プレールーム担当 貴志 麻子