朝晩の冷たい空気に土手や園庭の畑には真っ白な霜柱が立ち、寒さが身にしみわたります。そんな中、保育室のヒヤシンスは芽を出し、花を咲かせる準備をしています。
3学期が始まり、早1ヶ月が経ちました。
年少児の子ども達の様子を見ていますと、一人一人の個性が顔を出し、少しずつ周り(友達)に気付き外の世界に意識が広がってきています。サークル時の席取りやおもちゃの貸し合い等、自分の思い通りにいかなかった事から悔しさを感じたり、嬉しかったこと、楽しかったことなど普段の生活の具体的な体験の積み重ねの中で、友達や先生と向き合い言葉や動作が身についてきています。
保育者は子どもたちの思いをしっかりと受け止め、シンプルに言葉にして伝えることを心掛けています。
4月から積み重ねてきた生活リズムも整い、子どもたちは生き生きと園生活を過ごしているようです。朝の身支度では、子ども達は一人で支度をしてお母さんは先に担任と挨拶し、帰っていく方も増えてきました。「お母さん、先に帰っていいよ」と子ども達の声が聞こえてきます。室内遊びから片付けへの気持ちの切り替えも早くなり、「布屋さん、やりたい!!」「積木屋さん、やりたい!!」と人気のお仕事を意欲的に取り組む姿が見られます。そして、片付け終えたお部屋を見て「きれいになったね。」など、気持ちの良い言葉が聞こえます。毎日の繰り返しの大切さを感じます。
進級に向けて、子どもたちは生活面など、自立することで、自信を持って物事に取り組めるようになります。大人が手伝いや言葉を出し過ぎないように気を付け、見守ることが大事です。
また、2月には、年少児の「お楽しみ会」があります。
その中で毎日行っているライゲンをご家族に見ていただきます。
ライゲンは季節や大人の仕事、メルヘンを題材として言葉や歌と共に心地よく動けるように創作した表現活動です。「お楽しみ会」に向けて、クラスの雰囲気や年齢にあったメルヘンを題材に各クラス担任が創作したものを子どもたちと行います。
1月中旬より「お楽しみ会」のライゲンを始めました。お部屋では、ライゲンの歌を覚えて、友だちと時折、歌っている姿が見られるようになりました。子どもたちの明るい表情や動き、言葉を楽しんでいる姿に、とても嬉しく思います。
お楽しみ会が思い出深いものとなりますように、精一杯努めてまいります。
どうぞ、よろしくお願い致します。
星組担任 髙山 友香