色とりどりの葉が園庭を彩り、すっかり葉を落とした園庭の木々に厳しい冬の寒さを感じます。様々な出来事があった2011年に幕を閉じ、新しい年を迎え、2012年はどんな楽しい事に出会えるのか、楽しみです。皆さんの冬休みはいかがでしたか。子ども達から楽しかった冬休みの思い出を聞くのがとても楽しみです。
私は、1学期よりフリーとして3歳児クラス・縦割りクラスに入っています。ある日、縦割りクラスの子ども達と一緒に土手へお散歩に行った時の事です。土手で遊んでいると、藤色さんの女の子が「あ!成田エクスプレスだ!!旅行に行く人、いってらっしゃーい!気をつけてねー!帰って来た人、おかえりなさーい!」と電車に向かって一生懸命に叫んでいました。また、ある日の園庭では、北風がピューっと吹き、園庭の木の葉がたくさん落ちてくる様子を見て赤色さんが「わぁー!雪みたい!きれい!」と喜んでいました。子ども達の会話や何気ない言葉に心が温かくなりました。子ども達は、どんな物でも様々な物にみたてて、遊びを豊かにしていく力があると感じました。このような優しい心や豊かな発想や感性をいつまでも大切に持っていて欲しいと思います。
プレイルームでは、藤色さんや桃色さんが赤色さんの手をそっと取り、優しく声をかけ、身支度の手伝いや折り紙の折り方を教えてあげています。プレイルームの次の日には、一緒に遊んだ桃色さんと赤色さんが「昨日一緒に遊んで楽しかったね」と声をかけあっていたり、テラスから園庭にいる藤色さんに向かって名前を呼んでいる赤色さんの姿を見かけます。プレイルームは子ども達にとって、学年の枠を越え、クラスの枠を越え、色々な人と一緒に楽しく過ごし、時に悔しい事も・・・そういった沢山の出会いの場だなと感じます。子ども達にとって、プレイルームで色々な事を感じながら学び、楽しい時間であるように3学期も務めて参ります。
今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
プレールーム担当 齋藤清香