11月も末となり、朝夕の冷え込みが厳しくなりました。
木々の紅葉も終わりを告げ、落ち葉が舞い散り、すぐ近くに冬の気配を感じる頃となりました。
先日、園庭で行なった焼き芋では、炭火で焼いている様子をじっと見ている子や、遊びながらも「もう、出来た?」と頻りに聞いてくる子など、焼き上がりを楽しみに待っている様子が伺えました。出来上がった焼き芋は、とても甘くて美味しくいただきました。
秋ならではの体験となりました。
さて、星組では、室内遊びも充実してきました。丸太を太鼓に見立て、枝をバチにして、「パチパチ」と叩けば、隣では、枝を笛に見立てて「ピーピー」と吹きます。
そして、その横では、ドラムのようにしていたり、歌を歌ったり、また時には指揮者もいます。ベンチや椅子も用意されていて、お客さんもやってきます。まるで、小さなオーケストラのようです。
友達を意識した遊びや、集団の関わり合いが多くなりました。
「お友達と一緒がいい」、「お友達と一緒に遊びたい」という気持ちが目覚めてきたように感じます。関わりが増えた分、友達同士の衝突もあります。
「入れて」「貸して」等の言葉のやり取りも頻繁になりました。その中でも「いいよ」「どうぞ」と譲れる時と、「だめよー」と拒む場面も見られます。そんな時は、まずは、子ども達の主張を受け止めてから、「どうして?」と聞き、気持ちの整理と理解をするようにしています。すると、子ども達の中でも、「だってピンポンしてないんだもん」など理由があったりします。
まだまだ、子ども同士では気持ちの整理が出来ず、自分の想いを伝えきれずに、もどかしくなったり、食い違ったりする事が多いものです。大人が間に入って、代弁したり、はっきりとラインを示してあげる事を大切にしています。
楽しい事も沢山あるけれども、時々、嫌な気持ちになることも実感しはじめた子ども達。そんな時は、お母さんやお父さん、先生に話を聞いてもらおう。すると、なんだか気持ちがすっきりしたなぁ。と思えるように、なってほしいと思います。
これからも、子ども達の気持ちを受け止めながら、援助していきたいと思います。
また、たてわりクラスとの交流も大切にしていきたいと思います。お散歩やお弁当を一緒に食べたりなど、お姉さん・お兄さんとの関わりをもてるように、たくさんの経験ができるように配慮していきたいと思います。
星組担任 高山友香