2011.10.31

担任コラム

 10月末となり日々涼しさを増し、秋の気配が深まってきました。
園庭の木々も秋色に変わり、変化に気づき葉っぱを拾ったり、眺めている子どもの姿に成長を伺えます。
 雨の為、延期になった運動会も無事に終える事ができ、嬉しく思います。運動会に向けての練習の過程の中では、何度も挑戦してやっと跳び箱にのぼれた喜びを味わった事や、友だちを応援したり励まし合い、時には悔しい気持ちも体験したリレー、そして、クラスみんなで楽しく行えた玉入れやフォークダンスなどの経験の中で、一人ひとりの体・心の成長が見られたような気がします。当日は、父子競技、お母様、祖父母の方々の競技もあり、子どもたちは目をキラキラ輝かせながら過ごしていました。運動会を終え、体力もつき、さらに自信もついてきたようです。
 この時期は子ども達も自分のしたい事をどんどん見つけていきます。外遊びでは虫とりや長縄跳び、鬼ごっこ、はないちもんめなど、友だちを誘い合いながら好きな遊びを繰り広げています。
室内遊びも充実してきていて、今大地組では保育室が小さな町のようになっています。お家、お寿司屋さん、警察、病院、劇場、そして電車も通っています。それぞれの場所で遊びこんでいる事もあれば、お金に見立てた木の実を持ってお寿司を食べに行ったり、電車に乗ったり、おまわりさんが見回りにきたりします。手仕事をしている保育者のところには出前のお寿司を持ってきてくれたり、劇場のチケットを持ってきてくれます。遊びに集中している子どもたちの口調は、役になりきっていて、思わず微笑んでしまうような事も多々あります。それと同時に、模倣の力も強く感じます。時には、遊んでいる中で友だちとの意見のぶつかり合いもありますが、ケンカは、相手の気持ちに気がつくチャンスでもあります。年長児は、少しずつ子ども同士で解決に向けて話ができるようになってきました。これからも子ども同士で解決できるよう見守り、他者との絆が深まっていくよう、援助していきたいと思います。
 11月には、たてわりクラスの音楽会があります。子どもたちの興味を受け止めながら、作り上げる喜びや表現する楽しさ、みんなで一つのことを共有する事の素晴らしさを味わえるよう、保育に励んでいきたいと思います。

大地組担任 本居礼子

2011年10月31日

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