この夏休みはいつにも増した節電への意識が、暑さをさらに増幅した、そんな夏でしたね。皆さんはどのように過ごされていらっしゃいましたか?
楽しみにしていた、夏季保育の頃は、今度は一転して天候不順。涼しくて、前半は思うようにプール遊びができない日もありました。
そんな中で、久しぶりにあった子どもたちの顔や体つきが、終業式よりたくましくなっていたことに少し安堵いたしました。長く暑かった夏休みを、満喫してきた証拠です。保護者の方々が知恵や工夫を凝らして過ごされていらした成果ですね。
休みの間、いろいろな体験をして、心の中に貯めてきた思い出を、夏季保育を一緒に過ごす私に、ポツポツと話し出す子どももいました。上手になった自慢の泳ぎを、晴れ間に入ったプールで披露してもくれました。
幼児期は、良い習慣のもと、無意識に毎日を過ごしていくことがふさわしいですが、時々、「こんなこともできるようになった」と、意識・自覚することが更なる成長のきっかけになりますね。今日からの二学期、小さな会話や、運動会の準備の中で、そのような成長のお手伝いができるように励みたいと思っております。
さて、夏休みをあけて、幼稚園の庭を久しぶりに見る子ども達・保護者の方々はきっと、ビックリすることがたくさんあるでしょう。幼稚園の畑には、本当に大きく背を伸ばしたひまわりが、子ども達を見下ろしています。路地からは、フェンスをどこまでも伸びていった朝顔のつるを見ることができます。夏季保育中には、紫や赤紫に咲いた大輪の朝顔を見ることもできました。藤色さんとは、咲き終えた朝顔の花柄を摘んで色水を作りました。砂場道具のボールや鍋に水を入れて、花柄を揉んで色を出します。子どもたちそれぞれが作った色水をペットボトルに集めて、ジュース屋さんを楽しみました。もって帰りたかったけれど、ぐっとこらえて、そのあと、桃色さんにもごちそうしました。
広くなった庭や新しくなった大型遊具、四季を通じて収穫を楽しめることになった畑が、これからの園生活をますます楽しくするきっかけになることでしょう。
今学期も同様、保護者の皆さまからのご理解をいただきながら、より良い保育を進めていくことができますよう、どうぞご協力をよろしくお願いいたします。
光組担任 平林美和