今年は雪が降り寒さの続く日がありましたが、暖かい春の日差しが感じられるようになりました。小さな芽や穏やかな風を感じると心も和らぎます。
2月、年中児は年齢別活動でどんぐりグループとまつぼっくりグループに分かれ過ごしました。まつぼっくりグループは香遊のあった場所を保育室にしたため、トイレは大人の仕事場の中に1つある物を使用しました。そのため散歩や園庭での外遊びの後は、幼稚園でトイレ?手洗い?うがいをしてから帰ってきました。しかしそのような流れに子どもたちが対応している姿をみると、小さな積み重ねが大きく実っていることを感じます。幼稚園で静と動のリズムを大切にしてきたことの延長です。遊ぶ時間に広がりを持って遊ぶ(動)からサークルへ(静)、外遊び(動)から素話し(静)へ。手洗い、うがい、トイレはそのつなぎ目になってきますが、やるべきことを済ませるという動きになっていること、次のことへ向けて体が動くこと。始めは教師が声をかけることが多かったことが少なくなっていきました。この緩急のリズムを日常大切にしていくことで子どもたちが明るく過ごせることを改めて感じました。教師の話しを聞くときは聞く姿勢がとれること、遊ぶときには自由に伸び伸びとあそぶことにもつながっていきますね。
友達との衝突や意見のぶつかりあいもありますが、相手を意識して、「~しよう」と一緒に解決していき自己中心的な部分から学びになり、次につながっていくようにしてきました。日々の体験や経験を積み重ねて、小さな積み重ねが大きな自信となるよう今の子どもの1日1日を大切にして進級を迎えましょう。
年中児担当 篠内 みどり