10月も末になりました。
朝夕の気温も冷え込みはじめ、冬の訪れが身近に迫る感じが致します。
雨の為、延期となった運動会も無事に終える事が出来、ほっと一安心です。子ども達のいきいきとした表情や、保護者の方々の温かなご声援に感動致しました。沢山のご協力を頂き、ありがとうございました。
2学期に入り、たてわりクラスと3歳児クラスとで、何度か一緒にお散歩に行きました。藤色さんと赤色さんで手を繋いで幼稚園を出発。歩いている途中「先生、歩きたいよ。走りたくないよ。」という赤色さんの泣き声が聞こえてきました。話を聞いてみると、藤色さんの歩く歩幅が、赤色さんにとっては走っているように感じていたのです。すると、藤色さんはすぐに歩くスピードを落としてくれました。とても微笑ましい場面でした。「赤色さんは、こっちだよ。」と、自然に車道側に移動をしてくれたり、「バッタを捕まえてあげるね。」などとお話してくれる優しく頼もしい藤色さんの姿がありました。藤色さんが、水溜りをジャンプすると、赤色さんも同じように跳び越えたり、歌を口ずさむと一緒に歌い、同じことをしたい気持ちがとても伝わってきました。藤色さんに手を引かれながら、楽しいお散歩の時間となりました。異年齢の子ども同士の関わり合いを通じて、違った角度からの子ども同士の育ち合いの良さを改めて実感致しました。たてわりクラスとの交流を、これからも大切にしていきたいです。
たてわりクラスとの関わりや、様々な行事を体験し園生活を送っていく中で、赤色さんの子ども達は多くの刺激を受けながら日々成長しています。
外遊びでは、大きな木の板を友達と一緒に運んできて家を組み立てたり、縄跳びをつなげて滑り台の上から降ろしクレーン車に見立てたりするダイナミックな遊びも見られてきました。そして、『友達と一緒に居ると楽しい』、『友達と同じが良い』という気持ちが更に強くなってきたように感じます。
そんな子ども達の心の変化を見逃さぬように、日々アンテナを張り、保育に努めていきたいと思います。
花組担任 加藤礼子