一雨ごとに吹く風が、心地よく感じられるようになりました。多摩川土手を、風のように走る子どもたちのその後姿が、日々たくましくなることに頼もしさを覚えます。10 月の運動会に向けて、身体を動かしての活発な活動が増えた今日この頃です。
たてわりクラスの子どもたちはみな、前年の経験を思い起こすのか、意欲的なように感じます。年長さんはあこがれのリレーを、年中さんはダンスをとても楽しんでいます。幼児期に合った活動を通して、身体を動かすことに喜びを感じる経験になるようにと願っています。
先日、庭先でこんなことがありました。年長さんが、自分の背より高い跳び箱によじのぼっていると、真下から「すごいすごい!」と歓声を上げていた年中さんがいました。跳び箱の上の年長さんはとても誇らしげで、照れているようにも見えました。
一年前より(跳び箱が)高いことや(走る距離が)長いことを肌で感じ、またそれができたことに喜びも感じているようです。また、幼稚園の経験ばかりではなく、「夏休みに去年は入れなかった海に、今年は大喜びで入ってきました」という声も多く聞かれました。
私たち大人は失敗を反省したり、苦い経験をバネに「次は気をつけよう、こうしよう」と考え行動しますが、子どもたちは毎日小さな階段を登って、「いつの間にか、ずいぶん高いところまできていた」という感覚で成長していくものです。はがゆいこともありますが、そばでそれに気づいたときは、本当に宝物のようです。
運動会でもたくさんの宝物が、見つけられますように。